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こすらない!泡の美力スパ

近頃、TVCMで泡で洗う、泡で染めるなど泡仕立ての気持ちよさそうな製品PRが盛んに流れています。 洗って、清潔にすることは美力の基本ですが洗顔やシャンプーをする時上下左右に手、指、爪で『こする』ことを、ずっとやってきたはずです。

成分や製法も研究が進化して、泡本来の効能、効果を最大限に発揮する製品が目白押しとなりました。泡の質となる泡立ち、泡のキメ細かさ。。。

粘りや弾力による、もちもちした感触などの包囲力が『こすらず』に皮脂や垢あらゆる汚れを速やかに吸着してくれます。洗い上りの保湿力についても天然成分を数種類配合し、皮膚や頭皮、毛髪にとって理想的な泡の美力スパができます。今月は泡のメソッドをご紹介してみました。泡の効果で全身の素肌や髪の毛が目立つ夏に向け、あなたの美力づくりに役立てて下さい。

泡の作り方

洗顔石鹸、洗顔パウダー、シャンプー剤、ボディシャンプーなどは手の平で泡立てるのではなく、いつもより加える水分量を少なめにし、スポンジや泡立てネットを使われると良いでしょう。空気を含み、まるでホイップクリームに似たふっくらとした感触が気持ち良く、泡本来の持つ効果力が一段と増します。

泡洗顔と泡マッサージ

泡立てた、もちもち泡をカレースプーン山盛り一杯ぐらい手の平に取り、人差し指、中指薬指の3本で額、鼻筋、両頬、顎の5点に置き、目の廻りを除き、顔全体に泡パックのようにのばし、1~2分そのまま放置するのが美力のポイント。その後、クルクルとラセンを描き軽いタッチで泡マッサージをするようにしましょう。

週のうち2回ぐらいは泡の中に市販のスクラブ剤かスリゴマをティースプーンすり切り一杯を入れ、泡マッサージをしましょう。角質ケアと毛穴の大掃除もでき、キメも整い、肌の表面がつるつるとして透明な美肌になります。

泡のすすぎ方とタオルの拭き方

朝、晩の洗顔でインポートなのは、泡の洗い方と顔の拭き方です。どちらも決して『こする』ことはやめましょう。洗う場合は水か30°~32°ぐらいのぬるま湯が理想。お湯の温度が高いと余分な皮脂を取り過ぎて肌が乾燥するのでやめましょう。両手の内に水かぬるま湯を受け『こすらず』に下から上へ、中心から外側へ、手の平で軽く撫でながら泡をすすぎ洗いし流します。

その後フェイスタオルを3つ折りにして首元から顎、顎先から顔全体を包み両手の平でタオルを押えながら『こすらず』水分を吸収させて下さい。日常的に『こすり洗い』『こすり拭き』が定着していましたが肌を『こすればこするほど』にシワやタルミなどの原因になりますのでやめましょう。

泡の洗髪

洗髪の基本は頭皮から分泌される皮脂を洗うことです。髪の毛は外的なホコリ、植物の花粉や胞子バクテリア菌の他、スタイリング剤などが髪の毛に付着しキューティクルを塞ぎますので毎日洗髪しましょう。シャンプー剤を手の平に取り、適量のお湯を加えて泡立て、頭全体の髪の根元と頭皮に泡を万遍無く入れましょう。

両手5本の指の腹を使い、額の生え際全体と耳の付け根から頭の頂上に向けて『こすらず』指グシを頭皮に当てるように、ウェーブさせ、泡でマッサージするように引き上げます。頭の後ろ側は、頂上から衿足まで、指腹を引き下げ3回繰り返しながら泡で洗います。

髪や頭皮の臭いが気になる方は泡洗髪を終えた後、2~3分はそのまま泡を放置すると効果的です。
ロングヘアの髪は泡で包み込むようにしましょう。髪の毛を摩擦し『こする』と痛みやすいキューティクルが損傷し、枝毛や切れ毛の原因となり艶や潤いも失いますのでやめましょう。

すすぎ洗いとタオルドライ

お湯の温度は36°~40°に設定し、頭にシャワーを当てながら指グシで頭皮をしっかり洗います。
次に両手の平に大玉の玉子1個が入るぐらいに曲げながら、ポンポンとパッティングするようにして洗い、髪の毛はシャワーの水圧を利用して指グシを入れながら泡が消えるまで丁寧にすすぎます。

頭皮や髪の根元にはタオルを当てながら水分を吸収させるように『こすらず』に静かにタオルドライしましょう。髪の毛はタオルに包み、両手の平で毛束を毛先に向かってパッティングしながら拭きます。

湿った髪は、すぐにドライヤーで乾かすこと。湿ったまま放置して乾かすと頭皮や髪の毛はパサ付き髪に臭いが出やすくなります。

注目のトリートメント剤は洗髪後、タオルドライして湿っているうちに頭皮を除き髪の根元から毛先まで塗布する。付け放しのタイプが主流です。痛んだキューティクルを補修し、髪に潤いと栄養を与え、育毛効果もあります。髪に張りと艶が出てスタイリングのまとまりも良く、あなたの魅力と美力がアップするはずです。

顔や頭皮、頭髪の泡メソッドをご紹介してみましたが、夏のファッションを楽しむためにボディも磨きをかけてみませんか?バラの香りや、アロマ精油入りの入浴剤で泡バスタイムは如何ですか?

身体を『こすり洗い』しなくても汚れがとれ、ちょっと贅沢で優雅な気分をエンジョイしてください!

手のイメージ